吉野家(9861)が、2019年1月10日の決算で赤字転落を発表しました。
今後、株価はどうなるのでしょうか?
株主優待廃止や改悪の可能性はあるのでしょうか?
このような質問にお答えします。
本記事では
吉野家ホールディングス(9861)の
・業績推移は?
・チャート、株価推移は?
・配当金、配当利回りは?
・財務状況は?
・株主優待廃止や改悪の可能性は?
・今後の株価見通しは?
について解説しています。
吉野家ホールディングス(9861) 業績推移は?
吉野家ホールディングス(6093)の
業績推移を確認してみました。
年度 | 売上高(百万円) | 純利益(百万円) |
2014年2月 | 173,418 | 698 |
2015年2月 | 180,032 | 941 |
2016年2月 | 185,738 | 837 |
2017年2月 | 188,623 | 1248 |
2018年2月 | 198,503 | 1491 |
2019年2月(予想) | 204,000 | -1,150 |
2019年の純利益予想は
2019年9月27日に下方修正されています。
★下方修正理由 要約★
- 売上高上昇が計画に届かなかった
- アークミールが業績不振
- 人件費の想定越えのコスト増
となっています。
2019年1月10日の決算においても
大きな修正はなく赤字転落となりそうです。
2019年2月期の本決算は4月に発表される予定です。
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吉野家ホールディングス(9861) チャート、株価推移は?
吉野家ホールディングス(6093)の
チャートと株価推移を確認してみました。
<楽天証券より引用>
2018年7月9日に大きく窓を空けて暴落しています。
2019年第1四半期の決算で純利益が388百万円の赤字となったことを嫌気し大きく売られてました。
この決算以降、チャートは下落方向へと向かっています。
配当と株主優待が下支えとなり
株価は1700円~1800円付近で踏み留まっています。
吉野家ホールディングス(9861) 配当金、配当利回りは?
吉野家ホールディングス(6093)の
配当金を確認してみました。
年度 | 1株利益(円) | 1株配当(円) |
2014年2月 | 13.6 | 20 |
2015年2月 | 16.2 | 20 |
2016年2月 | 13.1 | 20 |
2017年2月 | 19.4 | 20 |
2018年2月 | 23.1 | 20 |
2019年2月(予) | -17.8 | 20 |
1株利益は、ほぼ横ばいですが2019年2月期は赤字予想です。
配当金は20円で据え置いています。
株価:1815円(2019年1月10日終値)
配当金:20円(2019年2月期予想)
で計算すると
配当利回り:1.1%
配当利回りは低いです。
株主優待との合計利回りが下支えとなっていると思います。
配当性向は、2018年以外は100%超えです。
決して儲かっていませんが、がんばって配当を出しているという感じです。経営としては、ちょっと厳しいのかなという印象です。
吉野家ホールディングス(9861) 財務状況は?
吉野家ホールディングス(6093)の
財務状況を確認してみました。
<楽天証券より引用>
財務<連18.8> | 百万円 |
利益余剰金 | 36,740 |
有利子負債 | 33,279 |
利益余剰金、有利子負債
どちらも300億円~400億円程度です。
財務状況は、まずまずと思います。
吉野家ホールディングス(9861) 株主優待廃止や改悪の可能性は?
吉野家と言えば『株主優待』という印象がとても強いのではないでしょうか。吉野家はそれくらい『株主優待銘柄』としてファンがたくさんいると思います。
近年では、株主優待は個人投資家から大注目で、元棋士の桐谷さんは株主優待生活を楽しんでいます!
吉野家ホールディングス(6093)の
株主優待を確認してみます。
株主優待内容は?
保有株数 | 優待内容 |
100株以上 | 飲食券300円 10枚 |
1000株以上 | 飲食券300円 20枚 |
2000株以上 | 飲食券300円 40枚 |
権利確定日:2月末、8月末
年に2回貰える株主優待になっています。
100株保有で年間6000円の飲食券がもらえます。
配当+株主優待 利回りは?
配当+株主優待の利回りを確認してみます。
株価:1815円(2019年1月10日終値)
配当金:20円(2019年2月期予想)
株主優待:60円
で計算すると
配当利回り:4.4%
となります。
なるほど。
配当+株主優待の合計利回りが4%~5%程度が株価の下支えになっています。
株主優待廃止や改悪の可能性は?
業績推移を確認すると2019年だけガクッと下がっており、その原因について会社は把握しています。
赤字原因の対策を迅速にできれば業績も持ち直すのではないかと考えています。
2019年4月に発表される2020年の業績予想に注目したいと思います。
吉野家ホールディングス(6093)の株主優待は大人気で株価の下支えになっていることから、1年の赤字決算で廃止や改悪の可能性は低いと考えています。
しかし2020年の業績予想次第で、展開が変わってくる可能性があると思います。
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吉野家ホールディングス(9861) 今後の株価見通しは?
吉野家ホールディングス(9861)は
1株利益と1株配当から経営状況は決して楽ではないと考えています。それでも株主還元方針として『安定的かつ継続的な利益還元を基本』としており配当や株主優待を安定して実施してきています。
また吉野家ホールディングスの株主優待は大人気で株価の下支えとなっていることから廃止や改悪する可能性は低いと考えています。
今後の注目ポイントは2019年4月に発表される2020年の決算予想です!
株価は、2019年4月までは低迷することを予想します。
赤字から1年で立ち直ることができるのか?
2020年の決算予想が発表されるタイミングで株価は上昇へ切り返す可能性が高いと考えています。
牛丼の吉野家やはなまるうどんは、日本人の生活の一部になっています。売上高は安定しているので儲ける仕組みを見直して利益率UPを目指して欲しいと思います。
★★★当サイトの管理人『世帯主』★★★
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