先月、料理研究家の坂本廣子さんが亡くなられた。
わが家では、『坂本広子の台所育児 一歳から包丁を』『坂本広子のカンタン流手づくりパン おうちのパンのつくり方』(この頃は 広子さんだったのですね)を参考に、パン作りしたり 子どもに包丁を持たせたりした。今、子供は二人ともキッチンに立つのが好きだ。
最近 図書館で食育本を借りてみた。
『ここ 食卓から始まる生教育』
『絵本“弁当の日”がやってきた!!』
『絵本いのちをいただく』
この3冊は、セット読みをおすすめしたい!
3冊とも、心に響く本です。
『ここ 食卓から始まる生教育』
助産師である内田美智子先生のお話が5章あり、農学部助教授の佐藤剛史先生が統計データを交え『親になる前に』という6章で締めくくっている。
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私の拙い感想では良さが伝わるか分からないが、『子どもは育てたように育つ』。家族の普通の食卓が、健全な体だけでなく自立した時に生きる力や充足感につながる。性を大切にしようとすれば、生が大切になる。生を大切にすれば食が大切になる。「性」と「生」と「食」は繋がっている。 読んでいて、頷くことばかりだった。
『絵本“弁当の日”がやってきた!!』
香川県の小学校が実践した月1回の弁当の日、それを子供でも分かりやすく絵本にしたもの。この月1回お弁当を始めたのが、竹下和男校長先生。裏表紙に弁当の日第1期生に送った詩がかいてあるのだが、もうスゴイの一言。
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子供が弁当を作るとなると危ない、キッチンが汚れるなど親の手間が増えることは多いけれど、親はいつまでも子供の横でいることはできない。「弁当の日は目的ではなく手段です」という竹下先生の言葉がストンと胸に落ちた。
『絵本いのちをいただく』
子どもも私も読み聞かせをすると毎回泣く絵本。食肉解体作業員の佐藤義喜さんの講演を聞いた内田美智子先生が作文にし、それを講演会で朗読し、小さな本になり紙芝居や絵本になったもので、子供でも分かりやすい命の大切さが分かる内容になっている。
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『いのち』ってなんだろうって疑問を持ち出した子供に是非読んでもらいたい本。低学年の教科書に載ったらいいのに…と本当に思う。
〇才までは、能力が高いから子どものうちに習い事をもっとさせてあげたい、・・・なんて子どもに「何か習い事をさせる」事に集中していた時期もあったけれど、(勿論それも大切だと思うが)
今、この時期にしかできない触れ合いや一緒にできることを増やしていきたいと思う。