どうも、世帯主です。
脱サラを考えた時に、一番気を付けなければならないことは、ずばり、脱サラ後の社会保険と住民税です。サラリーマンは、通常、会社内に事務処理をする部署があるため、知らなくても処理してくれており、給料から天引きされています。
脱サラすると、社会保険料、住民税は、自分で支払わなければなりません。いったい、いくら支払いすることになるのか、脱サラ前に知っておいたほうがいいでしょう。
今回、世帯主の家庭をモデルとして、脱サラ後の社会保険料、住民税を試算してみました。試算してわかった衝撃の事実とは!
脱サラ後、社会保険料っていくら払うの?
社会保険とは何のこと?
そもそも社会保険って、何のことなんでしょうか?なんとなくわかるけど、はっきり答えるとなると困っちゃいます・・・。ここで、おさらいしておきましょう!
社会保険とは日本では、以下の5つのことを指します。
・健康保険
・介護保険
・厚生年金保険
・雇用保険
・労災保険
給与明細に記載されている社会保険
世帯主の給与明細を見てみます。
すると、控除項目欄があります。つまり、給料から天引きされている項目です。ここに、健康保険、介護保険、厚生年金保険、雇用保険を確認することができました。しかし、労災保険は記載されていません。労災保険は、100%事業主負担なので、給与明細には記載されていません。
脱サラ後の社会保険料を試算してみる
それでは、脱サラ後の社会保険料を試算してみます。
世帯主の家族構成は、世帯主(アラフォー世代)、妻(専業主婦)、子供2人です。
できるだけ正確な値で計算し、出てきた結果を100円単位は四捨五入し1000円単位で記載しました。
健康保険料
『健康保険の任意継続』か『国民健康保険への切り替え』かを、決めます。任意継続するには、条件があり、2か月以上被保険者であることと、退職後20日以内に手続きをする必要があり、その場合、2年間適用となります。
世帯主は、任意継続を選択します。もし国民健康保険切り替えると、家族4人で年間89万円(74000円/月)となります。
脱サラ前:14000円/月(家族4人分)
脱サラ後:任意継続 33000円/月(家族4人分)
介護保険
介護保険とは、介護が必要になったとき、1割負担で介護サービスを受けられるという制度です。40才以上には、加入の義務があり、介護保険料を納めることになります。64才までは、健康保険料に上乗せする形での徴収となっており、今回は、すでに健康保険料の試算に含んでいます。
脱サラ前:2000円/月
脱サラ後:健康保険料に上乗せ済み。
厚生年金保険
日本の年金制度は、20才から60才になるまで強制加入となっています。2階建とよく言われ、国民年金の上に厚生年金があります。サラリーマンは、毎年4月~6月の給与から計算される標準報酬月額とボーナスに対し共通の保険料率を掛けることで算出されます。この金額を会社と個人が折半で支払っています。
会社の給与明細には、厚生年金保険と記載されているので、国民年金はどうなっているのか?と思う方がいるかもしれませんが、厚生年金保険は国民年金を含んだ状態ですので、支払っていることになります。
専業主婦の妻(第3号被保険者)は、世帯主(第2号日保険者)の扶養となっており、国民年金保険料は、支払わなくても支払ったこととして扱われ、65才から老齢基礎年金をもらうことができます。
脱サラすることで、世帯主は厚生年金から国民年金に切り替わります。妻は、世帯主の扶養から抜けることになるので、世帯主と妻の2人分の国民年金を支払うことになります。
脱サラ前:厚生年金26000円/月
脱サラ後:国民年金 33000円/月(世帯主と妻2人分)
雇用保険
失業保険ともいわれるもので、脱サラ後、手続きすると、3ヶ月~5ヶ月程度、賃金日額の45%~80%給付してもらえます。勤務年数、年齢、給与によりもらえる額は変わります。
労災保険
会社が100%負担するもので、脱サラすると関係なくなります。
社会保険料を試算した結果
社会保険料を試算した結果、以下になった。こんなに必要なのか!?と感じます。
健康保険 :33000円/月
介護保険 :健康保険に上乗せ済み。
国民年金 :33000円/月
雇用保険 :支払なし(もらうことができる)
労災保険 :関係なし
66000円/月
792000円/年
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脱サラ後、住民税っていくら払うの?
住民税は、前年の所得に対してかかってきます。したがって、脱サラの翌年は、サラリーマン時代と同等の住民税の支払いが発生します。
脱サラ前:21000円/月
脱サラ後:21000円/月
脱サラして、所得がなくてもサラリーマン時代と同等レベルの支払いがあるのは、とても厳しい感じがしますが・・・。
住民税を試算した結果
住民税は、暫く、同等の支払いが続くことになります。
住民税 :21000円/月
246000円/年
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社会保険料と住民税を試算した結果、衝撃の事実が判明!
今回、世帯主の家庭をモデルとして、脱サラ後の社会保険料と住民税の支払いを試算してみました。その結果をまとめてみると、驚きの結果が出てしまいました!
社会保険料 :792000円/年
住民税 :246000円/年
合計 :1038000円/年
なんと
脱サラ後の1年目は、社会保険料と住民税の支払いだけで、100万円を超える!
という結果になりました!
とんでもない事実が判明したところで、一旦、頭を冷やすことにします。
それでは、世帯主でした。