2018年8月7日現在、日経平均株価は、23000円を超えることができない展開が半年以上続いています。今年の1月末に米株が大暴落し、つられるように下落し持ち直すことができていない状況です。
一方、米株は、何十年と右肩上がりのチャートを描いており、今回の暴落に対しても、じわじわと回復の兆しを見せています。
日本株は、この難しい相場の中で、決算のピークを迎えております。この半年は、外国人の売りにより、大きく下げた後、回復の兆しをみせては売られを繰り返しています。そして、23000円を超えることができない展開となっています。大口投資家やファンド系の売りも少しずつ枯れてきており、上にも下にも動きずらい展開となってきています。
2018、今後の相場の注目点としては、この23000円を超えることができるか?
ということが大きなポイントとなるでしょう。
つまり、決算により見直し買いがどれだけ入るかによって、今後の展開が見えてくるでしょう。現状の日本株は、かなり割安状態まで、売り込まれている状態です。ここからさらに下げる理由はないのですが、理由のない動きをみせるのが、相場というものです。大口の仕掛けも考えられます。
もし、8月もしくは9月に、23000円を突破し、年初来高値にチャレンジする動きがあれば、昨年同様、年末にかけて上昇のチャートを描く可能性も期待できます。
一方、23000円を超えない、もしくは、23000円に到達後、一気に下降トレンドに入るようなことがあれば、年末にかけて苦しい展開になる可能性も否定できません。
日本株は、常に米株の影響を受けます。トランプ大統領の金融政策次第というところもあります。アメリカ、中国の動きからは、目を離すことはできません。
今、できることは、株ポジションを少なめにし、現金ポジションを多くして、様子をみることだと思います。少しでも上に振れたら売り、かなり下値に指値を入れておき買えたらよし、くらいの相場観がちょうどよいかと思います。