今日、日経平均は、400円越えの大幅続落となりました。4日連続の続落で2万2000円を割り込み21857円となりました。トルコリラの急落を受けて投資家心理が悪化し世界的に株安となってしまいました。これを、『夏枯れ』といえばそうなるでしょう。これで、8月の上昇ストーリーはほぼなくなりました。
思い返せば、今年の1月に米株の暴落につられるようにして、日本株も下落し、半年が経過しました。半年経過したことで信用売買が整理され、少し荷物が軽くなったのではないかと思っています。
決算に目と通してみると、個別銘柄ごとに様々であるように思います。全体的にはまずまずといったところで、明日決算を100社程度残しているものの、とりあえずクリアしたと言っていいでしょう。
さて、今後の株価についてですが、まず8月に上昇気流に乗ることは、難しいでしょう。ここ半年間で、下がり癖がついてしまっており、上がろうとしても売りが優位になる癖がついてしまっています。決算をみても、売られる理由がないのに、売られ株価が低迷している銘柄が散見されます。
とはいっても、これ以上、売られ続けることもないと思います。売られては、買い、売られては買いを繰り返しながら、上昇気流を待つ展開になると思います。
この不甲斐ない展開の一番の要因は、投資家心理であると考えています。ここ半年間の展開から、怖くて買えない、買っても持っていられない心理になっていることが考えられます。回復には少し時間がかかりそうです。言い方を買えれば、今は、底で拾って少しずつ株ポジションを上げるタイミングともいえます。そろそろ底をつけて、年末に向けて上昇するというのは十分にあり得るパターンです。
暫くは、上げては下げを小さな範囲で繰り返す可能性が高いので、下げで買うことが有効と見ています。現金ポジションがどのくらいあるかですが、今、現金ポジション率の高い人はかなり有利です。