ソフトバンクのキャッチャー甲斐拓也は
2010年にドラフト育成枠6位指名され
プロ野球の世界に入ってきました。
2017年、2018年
遂にその能力が開花!
注目されるのは
その強肩です!
2018年の盗塁阻止率.447
4割超えの盗塁阻止率は
12球団の捕手の中で甲斐拓也のみ!
この肩はメジャーから見て
どう評価されるのか考察してみた。
ソフトバンク甲斐拓也 プロフィール
名前 | 甲斐拓也 |
生年月日 | 1992年11月5日 |
身長 | 170cm |
体重 | 75kg |
ポジション | 捕手 |
投打 | 右投げ、右打ち |
出身 | 大分県大分市 |
経歴 | 楊志館高 |
2017、2018 | ゴールデングラブ賞 |
2010ドラフト | ソフトバンクから育成6位 |
- 小1から野球をはじめる
- 中学で大分リトルシニア所属、全国大会出場
- 高校通算40本塁打
- 2018年日本シリーズで6連続盗塁阻止(日本シリーズ記録)、MVP
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ソフトバンク甲斐拓也の強肩、盗塁阻止率
捕手が強肩というのは聞きなれたフレーズだ。
確かに、プロ野球の世界で捕手を務めるには強肩は必須だ。
しかし甲斐拓也の強肩は、頭一つ出ているだろう。
甲斐拓也 盗塁阻止率
2018年パリーグ捕手の上位9人の盗塁阻止率を確認してみよう。
名前、球団名 | 盗塁阻止率 |
甲斐 拓也(ソフトバンク) | .447 |
髙谷 裕亮(ソフトバンク) | .385 |
森 友哉(西武) | .373 |
田村 龍弘(ロッテ) | .320 |
嶋 基宏(楽天) | .312 |
若月 健矢(オリックス) | .306 |
鶴岡 慎也(日本ハム) | .294 |
清水 優心(日本ハム) | .241 |
山崎 勝己(オリックス) | .120 |
甲斐拓也は、ダントツで1位だ。
セリーグの盗塁阻止率は
巨人の小林誠司がリーグ1位で.341
阪神の梅野隆太郎がリーグ2位で.320
過去には、古田敦也さんが1993年シーズン盗塁阻止率.644を記録している。
これは本当に凄いこと!
プロの世界では、3割以上の盗塁阻止率で合格レベルだ。
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強肩だけで盗塁阻止率は上がるのか?
甲斐拓也の強肩、盗塁阻止率
甲斐拓也は肩で注目されるが
本当に注目すべきは肩だけではない。
盗塁阻止率に特化して見てみると
大切な要素は以下の4つだ!
盗塁阻止率で大切なポイント!
- ピッチャーのモーション
- キャッチャーの動作
- キャッチャーの肩
- キャッチャーのコントロール
これらのポイントを1つずつ見ていこう。
ピッチャーのモーション
盗塁阻止率をあげるためには
まずピッチャーのモーションが大切だ!
クイックモーションで投げるというピッチャーの協力が必要になります。
キャッチャーの動作
キャッチャーミットに収まってから、2塁へ投げるまでの動作だ!キャッチャーミットに収まってから、無駄なくすばやく投げる動作ができるかどうか?
俊敏性が必要なのです。
甲斐拓也は、無駄な動きが一切なく動きはシンプルでスムーズです!
キャッチャーの肩
2塁へ速い球を投げる。
これが強肩という意味になります。
甲斐拓也は2塁ベースまで最速1.71秒
他の捕手は、1.9~1.95秒
キャッチャーミットに収まってから2塁ベースカバーのミットに収まるまでの時間が、他の選手より、なんと0.2秒も速い。
かなりの強肩です!
キャッチャーのコントロール
ちょうど2塁ベース上に投げる。
ベース上に投げないと、2塁カバーに入った野手のグラブがランナーにタッチするまで余計な時間が必要になります。
甲斐拓也の2塁への送球は、ほとんどが2塁ベースの20cm~30cm上あたりです。スムーズにランナーにタッチできる場所に投げています。
コントロールも素晴らしい!
上記の4つの項目が全て必要で、どれが欠けても盗塁は阻止することができません。盗塁阻止とはこれらの複合要因なのです。
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メジャーは甲斐拓也の強肩、盗塁阻止率をどう評価する!
☞ まず結論から
甲斐拓也はメジャーで捕手として通用すると思います。
キャッチャーの素質として盗塁阻止率という言葉がよく使われるのですが、この数値はピッチャーのクイックも必要なので、盗塁阻止率=キャッチャーの素質とは言いきれません。
盗塁阻止に関して
キャッチャーの素質を評価するなら
- ミットに収まってからの動作
- 送球の速さ(肩の強さ)
- 2塁ベース上へのコントロール
この3点になりますが
どれをとってもメジャーでやれるレベルです!
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日本人はどうしても肩の強さは外国人には勝てないと言われますが、ミットに収まってから2塁カバーへのミットに収まるまでの送球のタイムは、最速1.71秒です。
メジャー捕手の1流選手で1.8秒くらいです。
甲斐拓也の、1.71秒はとんでもなくすごいことです。
これを可能にしているのはキャッチング前の素早い動作なんです。
つまり甲斐拓也は、自分のキャッチャーミットに収まる前にすでに2塁へ送球する動作を始めているのです。
この投げる前の動作は大切でほとんどの捕手はよく見るとキャッチングする前から動き出しています。
でも他の捕手より甲斐拓也のほうが、素早いんです。
身長があまり高くなくて、無駄な動きがないのです。
- ミットに収まってからの動作
- 送球の速さ(肩の強さ)
- 2塁ベース上へのコントロール
この3点、やはり全て1流レベルで間違いありません。
ちなみに
2018年の日本シリーズでは
広島カープ相手に6度の盗塁を全てアウトにしました。盗塁阻止率100%です。
メジャースカウトも甲斐拓也を調査するかもしれませんよ!
メジャーで通用する素質と実力をじゅうぶんもっているのではないでしょうか!