戸建て住宅 間取り キッチン 寝室は何に注意する?夢のマイホーム第3回 

夢のマイホーム!第3回です。

今回は、間取り、キッチンについて、大事なポイントを書いていきたいと思います。

生活スタイルに合わせた間取り、キッチン

実際に生活が始まると、間取りは、とても重要になってきます。たいてい、メーカーはありがちな設計図を作成してきます。この時点で、施主として、どういう間取りにしたいかを伝える必要があります。

リビングは独立させるか、和室とつなげるか?

リビングを独立させるかについては、どういう生活を望んでいるかが重要です。

お客さんが頻繁に訪問してくるようなご家庭であれば、和室を独立させて、客間として利用することが考えられます。逆に、訪問者はあまりなく、広い空間を感じて生活したいのであれば、リビングと和室をつなげるのがいいでしょう。また、赤ちゃんがいるご家庭でも、夕飯の仕度をしながら、赤ちゃんを和室に寝かせておくと、赤ちゃんの雰囲気を感じながら、料理ができるので生活しやすいのではないかと思います。

洗濯物はどこに干す?

毎日の生活で欠かせないのが洗濯干しです。洗濯機から出してどこに洗濯物を干すかをイメージして、動線を考えておきましょう。

通風計画

見落としがちになるのが通風計画です。

風通しのよい家ほど、気持ちいいものはありません。ここで重要なのが、家の西側の窓はできるだけ小さくしたほうがいいでしょう。西日が家の中に入るのは、あまりいいものではありません。家の東側、南側、北側の窓で風が通り抜けるように計画しておくといいでしょう。

嫌な臭いが発生した時や、梅雨明けで湿気がこもった時なども、通風計画をしておくと、素早く換気できます。しっかり通風計画を立てておきましょう。

採光計画

たいてい、家の南側には大きな窓があると思います。ただ、北側についても窓があるのとないのとでは、家の中の明るさが全然違います。

また、お隣さんと窓の位置が同じだと、気まずくなり利用できない窓になってしまいます。目線より上に横長の窓にしたり、窓の大きさ、形、位置をよく考えておくことをお勧めします。



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玄関周辺の収納

玄関周辺は、帰宅してコート収納があれば動線がスムーズです。

そうすれば、お出かけする時も、玄関でコートを着用し出かけることができるので、さっと出かけることができます。

コンセントの位置と数

住んでみると、意外と少ないのがコンセントの数、

ここにコンセントがあればよかったのに!

ということは、よくある話です。

コンセントは、要望すれば、常識の範囲内なら多く設置してもらえるので、多めに設置してもらいましょう。

外部収納があればとても便利

階段が折り返し階段の場合、階段下の部分を屋外からの外部収納にすると、とても便利です。

ちょっと、庭の手入れをしたり、ガーデニングをする時に、道具を収納する場所になります。家を建てたあとに、収納する場所がないと、新たに物置を設置することになります。こうなると、庭が狭くなるばかりか、景観もかわってきます。

寝室は、ぐっすり寝る空間

寝室は、ぐっすり寝ることができる空間にしましょう。そのためには、『風通し』と『静けさ』が大切です。通風計画と防音計画を実施しましょう。

キッチンを選ぶ

マイホームを作る時に、毎日料理をするキッチンは重要度が高いです。

ここで世帯主が特に重要視しているのは、キッチンの高さです。通常85cmか90cmです。85cmでは、身長160cmでも少し腰を曲げて作業することになり腰が疲れます。少し高いなと感じる高さにしておきましょう。

背筋を伸ばして料理するのと、腰を曲げて作業するのとでは、今後の生活に大きな影響を及ぼします。世帯主の家では、高さ90cmにしていますが、妻も私も満足しています。

また、流し台の広さは、できるだけ広いほうがいいと思います。キッチン自体、そんなに広いものではありません。4人家族で2品、3品と料理すると、自然と置き場がなくなってきます。

対面式キッチンの場合は、カウンターを広くしておくことをお勧めします。これは、カウンターに出来上がった料理を置くだけでなく。カウンターで食事するという方法もあり、使い勝手がいいからです。

窓こそ断熱性能が高いものを

冬温かい家にしたい!

そう思っている人も多いのではないでしょうか。

床暖房をしたり暖房システムを取り入れたりと方法は様々です。ここで、重要なのが『窓』です。窓にこそ、断熱性能を求めて下さい。冬に窓際に座っていると、寒く感じるのは、そこから、冷気が入ってきているからです。断熱性を求めるなら、何よりもまず窓の性能を高めることです。



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第1回、第2回の続き

さて、今回の最後に、第1回第2回の話の続きをします。

世帯主がどのメーカーで家を建てたか?

世帯主は、最終的に3社で見積もりをとりました。その結果、

①最終提示額が、最初の提示額-100万円のメーカー

②最終提示額が、最初の提示額-120万円のメーカー

③最終提示額が、最初の提示額-40万円と一旦なったものの、最初の提示額へ戻ったメーカー

 世帯主は、提示額が高い③で建てました!それは、なぜ?

まず、①のメーカーについて、詳細を紹介します。

もともと①のメーカーは、独自の暖房システムが特徴のメーカーでした。冬暖かく、夏涼しい家を実現してくれる家でした。そのことに魅力を感じて、見積もり候補となりました。

営業さんがとても気が合う人でよかったのですが、3社の中で最も建築実績に乏しかったことと、完成見学会には参加したのですが、実際の建築現場を確認することができませんでした。実際に家を建てる大工さんの情報や現場情報が不足し、候補から外れました。

②のメーカーについては、技術と営業を兼ねた専属の担当で、とてもできる人でした。こちらの要望も全て形にしていただき、これと言って不満足な点はありませんでした。それが、ある日、実際の建築現場を見学させてもらうと、大工さんの作業風景に納得いきませんでした。作業現場でたばこを吸う姿が確認できたことと、複数の大工さんで作業していましたが、誰が責任者なのか?と感じるほど緊張感に欠ける雰囲気でした。これが最後まで気になっていました。

③については、地元で最も支持されている工務店でした。最終的に3社の中で最も高い提示額でした。

この工務店は、営業と設計が別担当でした。どちらの担当も親身に対応していただき、不満な点はありませんでした。あと、実際に家を建てる大工さんと話ができる機会もありました。どんな人が家を建てるんだろう?という疑問も解決され、1人の大工さんが責任を持って建ててくれるという点にも納得がいきました。

3社に関しては、上記の状況で、いよいよ1社に決めるという時に、①②の2社は、明らかに契約したいため、見積書の意味が全くなくなってしまうような値下げでした。もともとの見積もりは何だったんだろう?という思いがでてきました。

それに対し、もう1社は、値段に対する理由付けが納得のいくものでした。これが信頼感へとつながり、契約を結ぶことにしました。

感想

家を建てて、6年目ですが、とても満足して生活しています。

毎年、1回は、何らかの連絡をくれます。また、アフターフォロー体制もしっかりしていて、何度かメンテナンスをしていただきました。有料の場合もありますし、無料の場合もありますが、常識的な対応をしてくださっています。

他の2社で家を建てたら、どうなっていたかわかりません。もしかしたら、同じように満足して生活できているかもしれませんし、不満たっぷりで生活していたかもしれません。

家を建てることに真剣に取り組んだこと自体、自分にとって財産となっているように感じています。

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